人気ブログランキング | 話題のタグを見る

brumby bob's


流れるままでいい
by marcy3030
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

VIVA AUSTRALIA ! No.1

1994年 秋、渡豪。(当面の生活費として20万円ほど持参)
まづはオーストラリアの大都市、シドニーへ。

はじめの数週間は、街に慣れるためにひたすら歩きまわる。
そしてヒマ潰しにスキューバダイビングのライセンスを取得。
これは、一週間ほど学科やら海での講習やらを受けると誰でも取れる。
ライセンスを取ってはみたものの、出費が・・・。働かないと。

すんなりと働き口を見つける。場所は砂漠の真ん中にあるエアーズロック・リゾート。
エアーズロックに来る観光客を相手にするための小さな村。
そこに住むのは、ツアー会社の従業員、ホテルの従業員、一件づつあるスーパーとガソリンスタンドの店員。・・・それだけ。
昼間の気温は40度前後。灼熱の太陽と赤い砂。

僕の仕事は日本人観光客を相手にするツアーガイド。
時給は高く、家賃は安い。
しかし若すぎた僕にとって、この仕事は退屈でしかたなかった。
1ヶ月ほどで辞める。(真実はというと、僕が寝坊したのが原因)
クビではなく、あくまで自分から辞めたんだよ(笑)
その後も図々しく、会社が借りてくれたアパートを1週間ほど使用。
友達が車を持っていたので毎日エアーズロックへ出かける。
仕事とは違うので、毎日が楽しく充実していた。
バックパッカーズに行けば誰かしらいて、話し相手には事欠かない。

あんまり長居すると脳ミソがとろけそうなので、移動することに。
移動はすべてバスで行ったんだけど、この時が一番キツかった。
車中2泊3日、58時間! 車窓に映る風景といえば広大なナラボーン平原のみ。
草木も大して生えない砂漠。車中は乗客の体臭が充満・・・。(僕もいっぱい出してやった)
僕はウォークマンで繰り返し浜田省吾の「J・BOY」を聴いていた。

友達の母親が住む街、パースへ到着。居候させてもらう。
彼女はどこかの役所で働いていたので、昼間は僕と犬のケルシーだけ。
テレビを見たり散歩をしたり。街並は整然としていてキレイ。
海に面しているため、魚介類が豊富でうまい。
しかし大人びた街なので、若い僕には刺激がなさすぎた。

しばらくして、フルーツピッキングの仕事をしようと思い、アグリカルチャー・デパートメントに働き口の情報を求めたが、どの作物も収穫期ではないらしい。
ジャパニーズ・レストランか免税店か・・・。やめた、移動しよう。

とりあえずエクスマウスへ行ってダイビングをしよう。
とことんひなびたこの村は、ジンベイザメに出会える確率が非常に高いことで知られ、ダイバーたちには人気のスポットだ。
僕が行ったときは時期的なものもあって出会えなかったけれど。
泊まっていたバックパッカーズの近くの原っぱにエミューが何羽かいたので、からかってやろうと思い近づくと、逆に追いかけられるハメに。これはまじで恐かった。    つづく・・・。

by marcy3030 | 2005-04-19 12:22 |
<< VIVA AUSTRALIA!... 週末のこと >>